ビオトープを始めちゃう
ビオトープ暦2年のkasugaです。
「マンションに住んでるけど池が欲しい」というワガママを叶えてくれたのがビオトープ。もちろん、一戸建ての庭に池なんてつくれない…という方にもオススメです。
ビオトープってどんなもの?
写真をお借りしました。
水鉢を使って水をため1つの生息域や空間をつくるイメージです。正確には「ビオトープ(Biotop)とは、生命:ビオ(bio)+場所:トープ(topos)を合わせた造語だそうです。
楽しい器選び
- プラスチック製
- 陶器製
- プラ舟(トロ舟)
- 発砲ケース
プラスチック製
軽い、色んな形があるので扱いやすく価格も安いです。
陶器製
貫禄があり、高級感があります。水温変化が緩やかなので生き物には優しいです。お値段は高め。
プラ舟(トロ舟)
ピンから切りまで大きさが沢山あります。まさにTHE池。
水量が多く確保できるので水質をが安定させやすいです。亀を飼うのに以前使っていました。便利。
発砲ケース
発砲スチロール箱です。郵送用で使うアレですね。
見た目は良くないですが使えます。庭があるお家なら埋めて使えば目立たず、池になりますね。大きさも丁度いいです。劣化した際に割らないようにだけ気を付けてください。
私は陶器製を選びました。通販のチャームで入門用の2000円セット、直径28cmを購入したのですが届いてビックリ。セット内容の土の量を器に全部いれると溢れる~~
メダカ…泳ぐ場所ない…器だけ買い直しました…セットの落とし穴だ…
簡単に設置手順です
1、揃える
器、植える植物、水生植物の土、水草、カルキ抜き、メダカ(餌も)
2、器を洗う
洗剤は使わない。置く場所を決める。※水を入れたら重くて動かせないので注意です。
3、土をいれる
生息域を作るなら&土を入れると植物が育ちます。
睡蓮の土は泥状で匂いもドブ臭いですがこれは有機物の堆積したものなので、とても栄養があります。(有機物とは言ってますが微生物などの死骸です。そして粘土質で通水性がない器で管理するため酸欠状態の土で有機物の分解をしてくれる種類の微生物は悪臭の原因になる物質を出すのです。メタンガスとか)
4、カルキを抜いた水を入れる
カルキ抜かないで水入れたら土にいるバクテリア死滅し水が腐る原因になるのでカルキ抜きましょう。淡水用でOKです。
5、水草を植える
睡蓮だったりアナカリスだったり植えたり浮かせたりするとビオトープっぽい。植えた後も毎月1回追肥すると水草や植物もお花を咲かせます。
6、生き物を放つ
メダカ、タニシ、エビ…その内、増えたり減ったりします。当たり前ですが雄と雌がいないと増えないです。メダカはボウフラを食べてくれるため入れます。エビは死んだメダカや藻を食べてくれます。タニシは藻を食べてくれます。それぞれ役割があるんですね。
ただ、メダカは栄養が足りないと産んだ卵や赤ちゃん食べちゃうので餌はあげてもいいかもです。
※生き物(メダカ)がいないとボウフラが湧いて蚊の発生源になり注意です。
何だこいつは!?
茶色い藻
例えば冬の終わり~春先に始めたとしましょう。恐らく5月の暖かな季節になると茶色いヘドロのようなモノが水面を覆いつくして生臭い時があると思います。そいつはアオミドロですので適当に水からとって捨ててヨシ!です。水温が高いのと水の中に栄養がありすぎる事が理由ですので水草を沢山いれれば栄養を吸ってくれます。もしくは換水です。
直射日光はさけて1日のうち一時的に日向に当たる程度の場所に置くと改善されやすいです。
※水自体が臭い場合は腐ってるので捨てます。水が腐ってれば生き物は全部生きていないはず。
ヤゴ
ヤゴはメダカを食べちゃうので見つけ次第、駆除されますがそれも含めてビオトープを楽しむならメダカを追加して自然に任せるのも1つの考えかもしれません。ただ、1匹いるなら複数匹いると思うのでメダカめっちゃ食うのでは…?と思います。貝も食べるようです。別の水槽に移してトンボになるのを観察しても楽しいですね。
雪が積もるような地域はビオトープ凍っちゃうので冬は家の中の水槽で過ごして春に再開するでも良いと思います。計画を考えるのが面白いですよね~!