カードゲームを作るきっかけ
ドクマルズ改の紹介記事となります。
以前、noteに「カードゲームの作り方」を投稿しました。
作り方をまとめたものですが、コンセプトの話をしようと思います。
お話に登場するドクマルズ改の販売ページはこちら
「博物ふぇすてぃばる!」というイベントがあります。
自然科学、生物学、古生物、鉱物、化学、数学、物理学、人文科学、考古学、歴史、天文学、工学などなど
博物ふぇすてぃばる!公式ホームページから
博物学や様々な学術ジャンル、蒐集ジャンルを題材にした創作・展示・研究の販売・発表イベントです。
こちらのイベントに生物学のジャンルで参加することにしました。
同人即売会と違う点は
- 学術ジャンルを選びその研究や発表をする(作品販売する人)
- 学術の創作はNG
- 来場者は子連れの親子やお子様も多い
という点です。
せっかく研究+発表をするなら、見てもらえたら本望だ
そう思いながら「何か」いい方法を箇条書きしていきます。
冊子やアクリルキーホルダーといったグッズ展開、図鑑にしてみるなど。
行きついた先に「ゲーム」がありました。
当時、生まれたばかりの息子がいまして「小学生になったときにゲームで一緒に遊びたいな」という考えもありゲームにしました。
でも、ゲームは印刷費だけでも最低5万ほどします。
なしかなぁ…と思いきや
萬印堂さんの存在を知ります。
「小ロット応援印刷パック」 50セット限定Aパック カード18枚+化粧箱 20,000円+税
これなら作れる!初めてゲームを作るから在庫が残っても困るし、このぐらいが丁度いいな。そう思い制作費用からゲーム作りを始めました。
肝心のコンセプト
きっかけはイベントに参加するならば!という事でしたが、ではそんなゲームにするか?
上記でも話した通り
- 親子や子供が多いので分かりやすい単純なゲーム
- 18枚のセットだと複雑なゲームにはできない
- 生物学ジャンルで参加するので生物が関係するゲーム
箇条書きにすると絞られますね。
一緒に参加する友人とも話し合い「毒をもつ生き物」というテーマになりました。ゲームにしやすそうな要素ですね!
毒を持つ生き物はたくさんいる
18枚のカードに対し毒を持つ生き物は描き切れないくらいいます。
同じカードを2枚作るとしたら9種類の生き物(ルールはどうあれ回復カードを入れたらそれ以下)しか登場させられない。
「それじゃぁ、つまらないなぁ…」
そこで、極端ですが
「16種類、2枚の回復カードなら良さげだけど描くの大変だな…まぁ、いいか」
ここで初めてルールを決めました。
ババ抜き?ポーカー?色々なカードのみで遊べるゲームを改めてプレイしてルールを構築。
ルール構築は1か月近くかかりました。ルール作る→デバック→修正したルールで遊ぶ→デバック の繰り返し。
バグがある程度なくなったところで生き物の選定を始めます。
私は変人なので大抵の生き物は可愛く見えるのですが一般人から見た生き物への感情はどうなんだろう?色々、調べます。
- 昆虫は老若男女問わず嫌いな人はいる(でも昆虫もいれたいな~!)
- その為、タランチュラや奇虫は好まれない
- 毒を持つ生き物は海にも陸にもいる
この3点を踏まえて登場させる種類を決めました。
スプレッドシートを使う
流石に箇条書きやら手描きで作業は進めずこんな感じでシートにまとめました。
会社員の知恵が働いて色々作り難さは感じませんでした。仕事よ、ありがとう!
これならコピペで使えるし、校正もしやすいですしね。
何より、見落としが減るのでチェックは欠かせません。ヒューマンエラーこそ、最大の敵~!
色んな種類の毒のある生き物をゲームをしながら知る事ができる
コンセプトは「色んな種類の毒のある生き物をゲームをしながら知る事ができる」こう決める事ができました。
こんな考え方でゲーム1本1人で考えてみました。
「コンセプトを決めてから作業に取り掛かるパターンもあれば、作業を決めてからコンセプトを決める時もあってもいいのかな」という気持ちです。
ただし、最初に作ろうとしたものがブレた場合は軌道修正しなくてはならないので注意は必要です。
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